監督 川崎 軍ニ
プロデューサー 梶 俊吾 

1989年に足立区で実際に起こった女子高生コンクリート詰め事件。 
思い出すたびに吐き気を伴うやるせない怒りに駆られる。
少年法第3節51条 罪を犯すとき18歳に満たない者に対しては,死刑をもって処断すべきときは、10年以上15年以下において、懲役または禁固に科す…。
あれから8年。刑を終えた彼らは街のどこかで安穏と生きている。だが、法は許しても同じ人間として彼らの愚劣な殺戮を生涯許さない。誰もあの事件を忘れてはいないと。 
ましてや殺人を犯した者自身、忘れる事を許されないということを。
あの惨劇を再現する事で眠っていた多くの人の記憶を再び覚醒させたいという願いと、未成年者の異常犯罪をめぐる現少年法のあり方を改めてここに問いたい。