☆全体の構成☆

どういう描き方で一人一人の人物を浮き彫りにし、その人物と人物の関係からどのような事件が生まれ、発展して行くのかその点にじっくり眼を据えること。

 

☆役作り☆

癖・髭・メガネ・かつら・服・メイク・カメラテスト・衣装合わせ

人生が顔に出てないとだめ!

百の演技指導も一つの打ってつけな配役にもかなわない。

☆ 映画の演出☆

1.筋   2.ぬけ  3.動き

例)『街 車走る』→どんな車→どんな道→どのような街→どのように走る

 

☆演出の順序☆

1.本読み(性格・育ち・テ−マ)

2.立ち稽古(だいたい省略)

3.そのシーン、カットの演技の手順と狙いの説明

4.上の説明に沿って俳優を実際に動かせ、喋らせて見る。 (無論大略でよい)

5.3・4の間助監督、撮影部、照明部、録音部、大道具、小道具、 移動車の係など、その時の仕事に関係あるものは残らず手を休め静粛にこれを注視している。

6.次の俳優はいったんその位置を去り、付近の自由になる場所において任意に台詞の暗誦、その他練習する。

7.その間にカメラの据えつけならびに、操作準備、照明器具に 関する作業移動の用意など、必要に応じて、要するに一切の荒々しき作業を片付ける。 (構図・サイズ・アングル・ワーク・スタンドイン・立ち位置)

8.上がほぼ終った頃を見計らって俳優を既定の位置に着かせる。 本格的な演技指導がそれから始まり、進むにつれて指導は次第に細部に及んでいく。

9.監督の演出と俳優の演技

10.これと並行して、同時に一方では照明の修正、カメラの操作テスト、録音に関する整備、小道具の充足、大道具の修理な    どが行われる。

11.大体の見当がついたら、総合的にテスト

12.十分に見当がついたら、本テスト

13.シュート

 

☆ スケジュール表の組み方☆

1.撮影地の状況
6.芝居の流れとつながり

2.俳優の予定
7.季節

3.撮影時間(昼間/夜間)
8.天候

4.撮影場所(昼内/昼外)
9.特撮・特機・スタントの予定

5.セットの都合
10.その他  

 

  ☆ 

☆映画の季節感・時間☆

春(さくら)                        
夏(カゲロウ・風鈴・汗・蝉の声・入道雲)
秋(落ち葉・栗・柿)
冬(雪・湯気)

朝(スモーク・鳥の声)
昼(お弁当)
夕方(夕焼け・カラス)
夜(月・街灯)

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